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トマトと季節のあいだで

  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

“ツヤツヤで美味しそうなトマト!”



阿見町の風景もすっかり緑になってきた6月、すでに夏のような暑い日があったりします。

暑い日には冷やしたトマトを食べたくなる僕です、きっとそんな方も多いはず!

そんな暑い日に美味しい〜トマトを阿見町の朝日地区で栽培している丸亀さんの畑を訪ねました。


「やるなら、自分の好きな野菜を作りたかったんです。」

トマト栽培のきっかけや日々のこと、いろいろお話を伺いました。



“トマト畑の通路はまっすぐに伸びている”



“こちらは「ごほうび」の畑”



どんなトマトを栽培されていますか?


「季節によって栽培する品種は変わります、春から初夏にかけては”ごほうび”、秋には”麗月(れいげつ)”と、季節に合わせて品種を切り替えています。” ごほうび ”はやさしい甘み、まろやかな味わい。” 麗月 “はしっかりした果皮で歯切れの良さが特徴ですね。」


春の品種の収穫が終わるとすぐに秋冬向けの準備が始まり、冬の収穫が終わると今度は次の年に向けた苗づくり、保温資材の準備、ハウスの管理。収穫が終われば一息つけるわけではなく、すでに次の季節へ向けた作業が始まっているのだそう。


そして農家が最も忙しいのは5月から6月、、、。そんな忙しい折にお伺いしちゃってすみません!



“収穫は赤くなる前に!”



トマトを栽培する際に気をつけていること教えてください!


さっそく意外だったのが収穫のタイミング。

畑で見ると少し青みが残っているように見えるトマトも収穫されていました。

丸亀さんによると、「今は青くてもでも2、3日後にはかなり赤くなります。」

収穫後も追熟するため、店頭に並ぶ頃にはちょうど良い赤さになるそう。


「気をつけなければいけないこと、トマトは雨に濡れるのが苦手なんです。」

強い植物のように思っていたが、実際はそう単純ではないらしい。雨に当たると病気になりやすく、虫の被害も増える。だからハウスで育てるのだそうです。

一方で、暑すぎても困る、夏のハウスの中は想像以上に暑いのだそう。


ですよね、、、想像しただけでも汗が出てきますね、、、。汗


問題は温度だけではない、強い日差しを受けた実は日焼けしたり、柔らかくなりすぎてしまうのだという。

「手で触れると分かるんですよ。何か違うって、、、。」

出荷できる品質を保つために遮光ネットを張り、換気を工夫しながら温度を管理する。近年の猛暑への対策は、生産者にとって大きな課題になっているのです。



“雨からトマトを守るハウス栽培”



一年中、お店に並んでいるトマトですが、値段の変化はあるらしく、秋のトマトは特に値段が高いのだそう。

冬よりも秋の方が値段が高い!?その理由も教えていただきました。


「秋のトマトは割れるんですよ。」

夏の厳しい暑さを乗り越えて育った実も、秋の収穫直前に割れてしまうことがある。多い時には半分近くが出荷できなくなる、、、。

「一番過酷な時期に管理して、やっと収穫だと思ったら割れてるんです。」そう言って苦笑する丸亀さん。


自然を相手にする仕事には、人の力だけではどうにもならない瞬間があるのですね。



“こちらがスターマーク!”



気になる!美味しいトマトの見分け方


そして聞きたかったこと、美味しいトマトの見分け方を丸亀さんが教えてくれました!

まずはトマトのお尻を見ること。

「ここに白っぽい線が出るんですよ。スターマークって呼ばれてます。」

放射状に現れる線がはっきりしているトマトは美味しいと言われているとのこと。

これは栽培中に適度なストレスがかかっている証拠でもあるそうです。


「一番基本なのは水を控えることですね。」

水を少し我慢させることで味が凝縮される。ただし、やりすぎれば実は小さくなり、収量も落ちてしまう。

「その加減が難しいんです。」

おいしさと収穫量。その間のぎりぎりのところを探りながら育てているのですね。



“曲がっているところがトマトの小さな関節です!”

 


”トマトの可愛い花たち!”



トマトは優しくつまむのが大切です


畑でトマトの収穫の方法も教えてもらいました。

トマトのヘタ近くにある曲がり、小さな関節部分を指で押さえ、実を持ち上げる。

優しくつまみ上げる、力はほとんど入れません。そうするとぱちり、と気持ちよく実が外れます。

「そこです!」

慣れた手つきで教えてくれました。


うまく収穫できた喜びと共に、ふと目線を上げると小さなトマトの花が咲いているのに気がつきました。

その先に、真っ赤な実がなるんだなあと想像したりして。


当たり前のことなのに、畑で見ていると少し不思議に感じます。

約40日後には収穫され、誰かの食卓に並ぶ、そんな時間の流れがあるんだなあと。

今日の取材を通し、この夏も冷やしトマトを食べるのがより楽しみになりました。


ちなみに丸亀さんは冷やしトマトにはゴマだれだそうです。ちなみに僕は粗塩派です。

皆さんはどんな食べ方がお好きですか?


さまざまな食べ方を楽しめるトマトですもんね。

取材の帰り道、思わずスーパーのトマト売り場をのぞいてしまいました。もし”ごほうびや”麗月”の名前を見かけたらトマトのお尻のスターマークも要チェックです。

丸亀さんが大切に育てた一玉との出会いがあるかもしれませんね。

丸亀さんお忙しいところありがとうございました!



“丸亀さんありがとうございました!”




〈丸亀さんのトマトが買える場所〉

・農産物直売所 大きなかぶ

・イオンの地場野菜コーナー

・イオンモールつくば・土浦・下妻





・写真・文章・編集/ Masa Hamanoi (noi meets)









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