阿見町にも初夏の風を感じる季節になってきましたね。
車で少し街中を離れると夏野菜たちが元気に育つ姿があちらこちらに。
梅雨入り前、暑さが心地よい日にメロンやスイカを作る山崎善正さんの畑に伺いました。
“すくすくと育つメロンたち”
阿見町でメロンを作り始めて何年になりますか?
今年で17年目くらいかな。その前にはスイカとトマトを栽培してたんだ。
始めたきっかけは当時メロンを栽培している人も少なくてね、スイカ買いにきた方がメロンもあったらいいな!ってお話があったりして始めたかな。
この辺だと収穫時期がちょうどお中元の時期だったりするのもあり贈り物として喜ばれることも多かったりしてね。
だってメロンもらったら嬉しいでしょ〜?笑
“メロンの育ち具合のことなどいろいろと教えてもらいました”
品種は何を作っていますか?
阿見グリーンメロンだね。グリーンメロンはさっぱりしてて後味がいいんだ。
果肉が赤いほうが甘いんだけど、人によっては食べた後に喉がイガイガするってことがあったりね。
グリーンメロンならさわやかな味わいでイガイガもしないし果肉も大きい、これ割ってみたら種のとこが少なくて本当に食べるとこ多いし、びっくりするよ!
お年寄りにもこの優しい味わいが人気だったりするんだよ。
爽やかな味わいのメロン!冷やして食べてみたい〜!
なんてお話を伺いながら考えておりました。笑
“少し面長な阿見グリーン!”
メロンの栽培のこと教えてください
まずは年内から苗づくりが始まる、早い!と思うだろ〜、でもそれくらいから始めないと間に合わないからね。
その後、だいたい2月に土壌づくりのために堆肥を入れたり畑の準備をする。
3月に入ったらすぐに苗を植えて、6月上旬には収穫が始まるね、収穫時期としては7月上旬くらいまでかな。
取材に伺ったのは6月のはじめ、まさに今が旬!なんですね、これは直売所(大きなかぶ)に急がなきゃ!
爽やかなグリーンメロンは阿見町のふるさと納税の返礼品としても購入していただけるようです。
(詳細、URL等については本文最後にあります、ご参照ください。)
“二重のトンネルが続く!”
メロンづくりで工夫していることは二重のトンネル (小さいビニールハウス) 作りかな。
これをやると早く出荷ができる。早くメロンが出てくると珍しいし喜ばれるからね!
初物もらうと嬉しいでしょ〜?笑
湿度管理、温度管理も大切だね。
夏にできるものだから夏に近い温度にもっていきたいけど、暑すぎてもダメなんだ。
トンネルを開けたり閉めたり、二重を一重にしたり。
何度も畑に行く時間はないからその辺は天候や気温の変化などを予測しながらやってるよ。
お客さんは時期によっては価格が高いと感じるかもしれないけど、それだけ手間や費用がかかっているんですよ〜(笑)
メロンの下にお皿を敷くのも大変。メロンの下まできれいにシマ模様がでるように敷いているんだ。下まで綺麗だとお客さん嬉しいでしょ。
あとは1本のツルに4個ならせるようにも管理しているよ。ちょうど食べやすい大きさに育つからね。
近年は気象状況も大きく変わってきてるからその辺りも気をつけなきゃだね、去年なんて雨にやられてスイカが水没したからね、、、
メロンのおいしい見分け方はありますか?
食べ頃を見た目で判断するのは難しい。
よく言われてるけど、おしりが柔らかくなってきたらとか、あとは匂いだね。
食べ頃になるとぷーんとメロンの甘い香りが強くなってくるんだ。
買ってきたら冷蔵庫にすぐ入れちゃだめだよ、常温で置いて熟さないとね。
甘い香りがしたら冷蔵庫入れて冷やして食べるのが美味しいよね。
“隣のトンネルにはスイカがゴロゴロと!”
“お忙しい中いろいろお話しありがとうございました!”
今回はいろいろとメロンのことを伺い、高級フルーツってイメージのメロン。
これだけ栽培をする上で工夫をし、そして手間暇かけていることを考えるとなんだか安く感じてきちゃいました。
今年は爽やかなグリーンメロンいろいろ試してみよう!まずは山崎さんのメロンから!
〈山崎さんのメロンが買える場所〉
・農産物直売所 大きなかぶ
茨城県稲敷郡阿見町小池2157-24
電話 : 029-846-6115
・阿見町ふるさと納税
文章・写真・編集/ Masa Hamanoi
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