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農家の“生活感”を体験してもらうインターンシップ




阿見町大形で露地野菜をつくっている吉田修夫さんのところに、東京農業大学世田谷キャンパスの食農科学科の学生さん2名がインターンシップとしてやって来ました!



取材にも楽しく対応してくれた元気なふたり!



2年生、山形県出身の齋藤さんは、ご実家も農家で、米、ミニトマト、枝豆などを生産しているそうです。将来はご実家の跡取りになるかも!


2年生 埼玉県出身の岩木さん、ご実家は農家ではなく、お勤めだそうです。取材中ずっとメモを取っていました。勉強熱心ですね〜!


インターンシップの行先は、先生が決めるということで、一人で行く子もいれば、誰と組むかは先生のみぞ知るということです。おふたりは同じクラスで、学籍番号が近いそう。

インターンシップは初めてで、今回の研修は吉田さん宅に住み込みで行われています



お茶タイムにお邪魔します。



作業中の畑、貴重なお茶タイムにお邪魔してお話を伺いました。


いきなりなんですが、昨晩の晩御飯のメニューはなんでしたか?


昨日はササミカツでした。メッチャ美味しかったです!(笑)


最高に美味しそうな答えが返ってきた、、、僕も食べたいです!


インターンではどんなお手伝いをしていますか?


研修初日は一日雨が降ってしまったので、午前中に段ボール箱作りをして、前日に収穫したブロッコリーの箱詰めをしました。 午後からは、すぐ近くにある牛久大仏に連れて行ってもらいました! めちゃくちゃデカかったです(笑)


今日は、朝に直売所に行き、ブロッコリーと白菜を納品してから、白菜畑で白菜の収穫をしています。白菜の根元に刃を入れ、摘み取ったら、余分な葉っぱを刃で切り落とします。



作業にも少しずつ慣れてきた!?



インターンを通じて、どんな発見や学びがありましたか?


消費者さんとの距離がすごく近くにいる農家を実感できるところですかね。 それと、農地が思っていた以上に広いです。 大学にも少し農地がありますが、それの何倍もあり驚きましたね。


農業の面白いなと感じるところを教えてください。

自分の手でいちから作った作物を、消費者さんに届け、ありがとうと言ってもらえる事ですかね。



吉田さんの白菜一刀両断!中身を見せていただきました。



受け入れ先でもある吉田さんにもお話を伺いました。


箱に「黄芯白菜」と書いてありますが、作られている白菜の品種と、栽培スケジュールを教えてください。


品種は「あきめき」という品種で、縦にカットすると、芯の付近が黄色いのが特徴です。 近年は白菜がカット売りされていることも多く、こういった品種が求められ、登場してきたんだと思います。 8月の上旬頃に苗を移植して、収穫は遅いもので2月くらいまであります。 収穫時期が遅くまで残る白菜は「はちまき」と言って頭のほうを縛る作業があり、これは手作業なので大変なんです。



みずみずしい!



吉田さんの年間スケジュールのなかで作業が落ち着く時期ってあるんですか?


白菜の後は、メロン、スイカの準備が始まりその後トウモロコシなので、比較的5月や9,10月などは少し落ち着く時期もあります。


インターンで学生さんに教える上で難しいことは?


農家は先生ではないから、教えることはできません。

実際に農業をやってみてもらって、農家の“生活感”を体験してもらえるのが一番だと思います。



"白菜重いんですよ〜詰まってます!"



“サイズ別に積まれていく採れたて白菜!”



“さすがのチームワークです。”



美味しい白菜を選ぶポイントなどはありますか?


白菜は見た目ではわかりにくいです。分かるとしても葉っぱの新鮮さ位のものですかね。

柔らかいか固いかは、食べてみないとわからないと思います。

ちなみに、うちで白菜の漬物を作っているのですが、馬の堆肥を施用し作った有機の白菜のほうが、化成肥料で作ったものよりも柔らかかったんです。

見た目ではわからないから、農家さんの名前で買うのが一番だと思いますよ。


白菜を作るのは難しいですか?


白菜はどこでも作れますよ。難しいということもあまりないと思うし、家庭菜園でも皆作ってますよね。


この白菜は直売所で買うこともできるのですか?


愛菜園や大きなかぶ直売所などで買うこともできます!



“貴重な体験の時間、皆さんで記念写真!”



文章/農業振興課 井手

写真&編集/ Masa Hamanoi



<吉田さんの白菜が買える場所>

●JA水郷つくば 農産物直売所 愛菜園

茨城県稲敷郡阿見町若栗1901-1

電話:029-887-8395


●農産物直売所 大きなかぶ

茨城県稲敷郡阿見町小池2157-24

電話:029-846-6115



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